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まるで未来を予見したかのような…

2002年秋〜2003年夏頃に世間を騒がせていたニュース、皆さんは覚えているだろうか?

今では殆ど聞くこと機会も少なくなってしまったけれど、重症急性呼吸器症候群、いわゆるSARSが、中国を中心にアジア各国で猛威をふるい、世界的に注目を集めた、例のアレである。

当時、妊婦だった私は臨月ぎりぎりまで仕事をしていて、地下鉄なども頻繁に利用。人の多く集まる場所にも回数多く行っていたが、このニュースが話題となってからは、外出時は極力マスクをかけるなどし、飛沫感染しないよう健康管理にはかなり気を使っていた。

で、当時、書いた記事の一つに吉田秋生の『YASHA(夜叉)』を扱ったものがあるのだけれど、その後の調査で「(いまでも完全にそうと究明されたわけではないが)感染源が中国・北京の国立ウイルス学研究所である可能性が最も高い」という報告がなされたと聞いた。で、改めて、この『YASHA(夜叉)』の描く世界のリアルさと実際のニュースのシンクロ度の高さに、背筋が凍る思いがしたのだった(*ちなみに研究所で研究されていたのは、ほぼ生物兵器に間違いないだろうとのことだったけど…)。


そもそも、このSARS発症よりも早く、数年前にドラマ化されていた『YASHA-夜叉』。原作である漫画とは、ややストーリーなどが異なっているのだが、生物兵器やバイオハザード、遺伝子操作といったテーマを扱った一般向けの作品としては'95年〜'96年に放映された『BLACKOUT』(原作:渡辺浩弐『1999年のゲーム・キッズ』)以来の秀作ではないかと思っている。(*この場合、役者の大根度は鑑みない…笑)


ドラマ版の簡単なストーリーはこうである。

遺伝子改良の研究過程で誕生した、肉体・頭脳共に驚異的能力を持つ双子の兄弟、静と凛。ある島の島民を大量死させたウイルスの解明を進めるうちに、実はそのウィルスが世界大手の製薬会社で生まれたもので、そのライバル会社が政治家と組み、悪用したものであると判明する。それは、人口減少と高齢化による経済の圧迫危機に対し、“老人だけを抹殺するウィルス”として人口構造を矯正する計画でバラ撒かれものだったのだ。

バイオハザード、ウィルス変異株の出現、兄弟愛や家族愛…他にも話はさらに複雑化しながら、ラストへと向かっていく。

もちろん、それらはすべてフィクションであり、現実に起こっていたSARS問題とは舞台も経緯も違ったのだけれども、かの9.11テロの本質や、その後のイラク戦争が、結局は最初の宗教的問題を超え、資本主義の歪みの果てに“なされた”ように、この漫画やドラマが描く“ウィルスやワクチンを商売として操る「操作」”も、やはり現実にあり、それが既に“なされている”という事実。そこをもっと私たちは疑っていくべきではないだろうかと、記事を書いた当時以上に思うのだ。もちろん、きっと一番いい形で解決できるという希望は、しっかりと持って…だけれど、そういう“冷静なる勇気”こそが、堂々、ROCKにつながっていく重要なスピリットなのではないだろうか。

今、こんな時代だからこそ、『YAHSA(夜叉)』。皆さんも機会があれば是非、一読、一見されることをお奨めしたい。

(※この記事は2003年6月25日発行のビーボイス290号に掲載された文章に加筆・修正を加えたものです)
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